栗山 巧 Takumi Kuriyama(プロ野球選手 / 埼玉西武ライオンズ )
羽田 慎之介 Shinnosuke Hada(プロ野球選手 / 埼玉西武ライオンズ )
片山 瑛一 Eiichi Katayama(プロサッカー選手)
【MC】沖山 友晴 Tomoharu Okiyama(サッカーアカデミー指導者 / クリアソン新宿)
今回のスクスクでは、2026年1月4日に開催された「くすのきスポーツフェスティバル((株)weclip主催)」で実施されたプロアスリート対談の様子をダイジェストで発信。野球とサッカー、競技を超えたトップアスリート同士の価値観や幼少期のスポーツ体験について語り合っていただきました。「一つの競技に絞るべきか、色々なスポーツを経験させるべきか」 。お子さんの習い事に悩む保護者や指導者必見の対談です!プロスポーツ選手が思う子どもたちの主体性を育み、無限の可能性を広げるために、大人が今伝えられるメッセージとは。
<関連記事>
【西武】栗山巧ラストイヤーの針が動き出した 元旦は素振り初め、1月は発想転換の寒さ対策 – プロ野球 : 日刊スポーツ
【西武】羽田慎之介は「皆さんの世界が広がる投手」を目指す 握手大会に動画宣伝に新年から全開 – プロ野球 : 日刊スポーツ
超一流であり続ける極意
沖山:
最初のテーマは「超一流であり続ける極意」にういて伺います。日々大切にしている習慣や、第一線でやり続けるための極意を教えてください。まず、プロ生活2
0年以上の栗山選手、いかがでしょうか?
栗山選手:
基本的には好きなことをやっているので、それ以外のところで怪我をしないことや、野球に集中するために日頃の食事やトレーニングに時間を費やすこと、その積み重ねですね。長くやれば、好きなら何でもできると思います。
自分が好きでやっていれば、色々なことに興味が湧いてきます。「こういうスイングをしたらどうなるか」、「こういう動きをしたらどういう自分になれるか」といったことを考えてやっていくと、どんどんできるようになる感覚です。
沖山:
20年間ずっと好きで続けて、さらに今でも好きになっている状態なんですね。
栗山選手:
不思議に思われるかもしれませんが、やればやるほど面白みが出てきて、できることも増えていく。「じゃあ次はこれに挑戦してみよう」というのがどんどん出てくる、そんな状況ですね。
沖山:
ありがとうございます。続いて、片山選手お願いします。プロキャリア10年以上の中で、続けていく極意とはなんでしょうか?
片山選手:
プロを続けていく中では、良い時もあれば悪い時もあります。極力ネガティブに考えず、ポジティブに「自分に対する試練だ」と思って乗り越える強さを持つことや、自分自身と向き合いながら日々成長するためにどう行動するかを常に考えています。
沖山:
ありがとうございます。では、このなかでは若手であり、これからキャリアを積み重ねていく羽田選手はいかがでしょうか。
羽田選手:
お二人に比べたらまだ短いですが、目標をすごく高いところに置くようにしています。目標が低いと見える範囲も狭くなってしまうので。「プロ野球選手になる」ではなく「メジャーリーガーになる」というような、一個上の目標を設定すると行動も変わってきます。
(球速160km/hという記録についても)それも通過点だと思っているので、その結果が出たんじゃないかなと思います。

子どもの頃のスポーツ・遊び体験(マルチスポーツについて)
沖山:
それではお題を変えまして、子どもの頃の遊びやスポーツについてお聞きします。今の競技以外のスポーツや遊びで熱中していたものはありますか?
栗山選手:
小さい頃は野球以外だと、3年生くらいまではサッカーでボールを蹴っていましたね。サッカーが好きな友達と遊ぶ時はサッカー、野球が好きな子とは野球。バスケットボールもしましたし、そろばんもやっていましたね!
羽田選手:
僕は小さい頃、野球以外にバスケやバドミントンなど、本当に様々なスポーツをやってきました。それが今に繋がっているかは分かりませんが、バスケのシュートやバドミントンの動きをどう野球に活かすか、といった思考が根付いているかなと思います。
片山選手:
習い事としてはサッカーと水泳しかやっていませんが、遊びの中では本当に色々やりましたね。小学校の時はドッジボールがすごく好きで、今ロングスローができるのはドッジボールのおかげじゃないかと思うくらいです(笑)。
野球も友達と結構やっていて、フライの落下地点を読む感覚などは、今のサッカーでのボールの予測や落下地点に入る動きに繋がっていると感じます。色々なスポーツをやっていて良かったとすごく思いますね。
競技間の違いとオフの過ごし方
片山選手:
(野球選手への質問)野球ってどのくらい練習しているんですか? 1日のスケジュール感が全く分からないので聞いてみたいです!
栗山選手:
シーズン中のゲーム前だと、全体練習は1時間10分くらいです。守備、走塁、打撃をやって。オフの時や自主トレを含めても、実働4〜5時間くらいだと思いますね。
片山選手:
サッカーは走るので長い時間一気にはできなくて、シーズン中は午前中に1時間半くらいパパッとトレーニングして、あとは各自のケアやトレーニングという感じです。チーム練習は短いですね。
沖山:
逆にオフの時、リラックスや切り替えのためにどんなことをしていますか?
羽田選手:
僕はあまり切り替える手段を持っていなくて(笑)。最近は自分の部屋を掃除したり、必要なものとそうでないものを分ける単純作業をしながら切り替えていますね。
栗山選手:
僕は野球に対してあまりストレスを感じないので、切り替えるという感覚はないですが、散歩が好きなのでよくしています。
片山選手:
シーズン中は次の日の練習や体のケアのことを考えてしまいますが、まとまった休みの時は家族と出かけて気分転換しています

子どもたちへのメッセージ
沖山:
最後に、埼玉出身のアスリートとして子どもたちへメッセージをぜひお願いします。
片山選手:
僕はサッカー選手を目指してサッカーばかりやってきましたが、子どもたちは今、色々な可能性に満ち溢れていると思います。その可能性を自分自身が信じて、色々なスポーツや物事にチャレンジしてほしいです。自分を信じて何事にも取り組むことを意識してほしいと思いますね。
羽田選手:
色々なことを経験して、自分の中で試行錯誤してほしいです。その中で生まれた「これがしたい」「あれがしたい」という自分の感情を大事にして、自分から生まれてくる主体性を大切にしてほしい。とにかく色々な経験をして、自分がどう思うかという経験値を貯めていってくれたらいいなと思います。
栗山選手:
今日はこういったイベントに参加して、野球以外の競技に触れる機会があるのはすごく良いことだと思います。スポーツに参加するのは、実際にプレーするだけじゃなく「見るだけ」でも十分参加になると僕は思っています。「興味がある」だけでもいいし、「友達がいるから見に行こう」でもいい。それをきっかけにスポーツに触れてもらえたら嬉しいですし、これからもこういった場が続いてほしいですね。

会場からの質疑応答
Q. 球を速くするにはどうしたらいいですか?(羽田選手へ)
羽田選手:
難しい質問ですが、色々な動きができるようになれば、球を速く投げる動作も上手くなると思います。人の真似をしてみるとか、色々なことができるような練習をしてみてください。
Q. 野球道具へのこだわりはありますか?
羽田選手?:
そんなにこだわりはないですが、「自分がかっこいいな」と思うものや、「これを使ったら上手くできそう」「毎日手入れしたくなりそう」と思えるものを使うことが、結果的にこだわりになると思います。
Q. キャプテンとしてチームをまとめるには何に気をつけたらいいですか?(栗山選手へ)
栗山選手:
アマチュア時代の経験ですが、チームがひとつの方向(「今日の試合勝とう」「練習頑張ろう」など)に向かうようにすることです。違う方向に行っているなと思ったら声をかけて、「一緒にやろうぜ」と軌道修正してあげる。みんなで「俺たちはどうなりたいか」という目標を確認して発信していくことが、キャプテンの役目だと思います。
Q. コントロールを良くするには?(羽田選手へ)
羽田選手:
毎回投げる時の体の動きは微妙に違うんですが、最終的に「ボールを離すポイント」が合っていればコントロールは定まります。どんな投げ方や環境でも、同じ感覚でボールを離せるような練習をしています。
Q.サッカーでも「狙ったところに蹴る」感覚は似ていますか?
片山選手:
サッカーの場合は、パスを蹴る前に「ボールを止める(トラップ)」技術が大事です。自分が蹴りやすい位置にボールを置くことができれば、正確なパスに繋がります。野球のリリースポイントの話と似ていて、どんな状況でも自分が蹴れる位置にボールを持ってくることが大切です。









コメントを残す