【母親らしさと自分らしさ】「私の人生、このままでいいの?」7年の専業主婦生活から起業へ。子育ての自己犠牲から抜け出し、私らしさ”を取り戻すまで

「こんなもんじゃないはず…!」しょっちゅう泣きながらも走り続けた起業1年目

大澤:新たに事業を立ち上げるということで、当然ながら最初はお客様のいない状態からスタートすると思うのですが、どのように開拓していったのですか?

美紀:基本的にはInstagramでの発信からです。インプットしたらアウトプットすることをセットにして、どういう反応が来るのかPDCAを回していきました。でも、うまくいかないこともいっぱいあって、しょっちゅう泣いていましたね。泣きながら夫に「私はこんなもんじゃないはず…!もうちょっと待ってください。結果を出すので」と言っていました。

家事育児も手伝ってもらって自分のわがままを聞いてもらっているので、結果を出さないことはありえないと、どうやって結果を出すかしか考えていませんでした。

実は私、SNSの発信って好きじゃなくて、向いていないかもとしょっちゅう思っていたんです。でも、自分のスキルを使って課題を持つ人の解決をするためには、個人でやっている以上SNSは必要な手段だと気持ちを切り替えました。

最初は個人のお客様を相手にホームページを作っていましたが、それだけでは集客は難しいことに気づきました。そこから、クライアントのヒアリングを通じて「こういうことに困っているんだな」と分かり、やったことがないことでも「私にやらせてください」と提案して、勉強しながら幅を広げていきました。

大澤:ご自身のキャパシティの中だけでサービスを作るのではなく、未経験の領域にも飛び込んでいく姿勢が素晴らしいですね。だからこそ、今のようにコンサルティングも含めた幅広い課題解決ができる状態になられたのですね。

完璧じゃなくていい、失敗する姿もあえて見せる

大澤:話題は変わりますが、お二方が子育てで大事にされていること、お子さんに対して心がけていることはありますか?

美紀:何でも完璧にやろうとすると臆病になってできないことの方が多いので、子どもたちには日頃から「できないことは恥ずかしいことじゃないよ」と伝えています。できないからすぐ諦めるのではなく、「できるまでやればいいよ」と。

失敗していても、成功すればそれは失敗じゃないという考え方は、自分が起業してすごく思うことなので、子どもたちには常に伝えています。

大澤:親が言葉だけでなく、自分の背中で見せていると説得力がありますよね。 

美紀:はい。だから私は「ママも最初は全然できなかったよ」とよく言います。「ママは悔しいと思ったから毎日練習して、こういうふうにできるようになったよ」と、過程やその時の感情をあえて伝えるようにしています。そうすると、ママでもそういうことがあるんだ、自分たちもできるかもしれないと思ってくれるんです。

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