【母親らしさと自分らしさ】「私の人生、このままでいいの?」7年の専業主婦生活から起業へ。子育ての自己犠牲から抜け出し、私らしさ”を取り戻すまで

子どもも仕事の一員に。ママの笑顔が家庭を明るくし、社会を豊かにする循環

大澤:お仕事をされていることが、子育てに良い影響を与えていると感じる場面はありますか?仕事と生活の壁を作らないことで、お子さんにとっても特別な体験ができているのではないでしょうか。

美紀:もし専業主婦のままだったら、かなり執着して、先回りして必要以上に手をかけていたかもしれません。今は忙しい時に「これでいいのかな」と母親として悩む葛藤もありますが、この仕事をしているからこそ連れていける場所があります。

一緒に取材に行ったり、子どもたちに役割を与えてイベントで何かをやったり。夫婦で同じ仕事をしているので、ママとパパが揃っている背中を見せられているのは良かったなと思います。

大澤:自分のお父さんやお母さんがどんな仕事をしているか、分からない子の方が多いですからね。

美紀:そうですね。私たちが運営している「ママたま」というメディアでは、子どもたちにナレーションをやってもらったことがあります。「埼玉県のママ、ここ知ってる?」というワードを録音して入れたんですが、子どもたちがとっても喜んでくれました。「それ、うちのママたちがやってるんだ」「ママ有名人だったよ」と誇らしげにしていて。仕事の一員として子どももいていいんだよ、という環境にできているのはいいなと思っています。

大澤:閲覧する側ではなく、クリエイトする側に入るのは子どもにとってすごくいい経験ですね。仕事と生活を必要以上に分けて壁を作るのではなく、子どもにとっても意味のある体験ができているのが素晴らしいです。

「ママの笑顔が家庭を明るくする」すべてのお母さんが自分らしく輝ける社会へ

大澤:最後に、現在目指しているビジョンや事業にかける思いを教えていただけますか。

美紀:子育てママたちが活躍する場、チャンスをもっと広げていきたいです。自分が過去に悩んだからこそ、子育て中だから自分の人生は後回しにするのではなく、「ママでもこんな活躍ができる」という社会をもっと作っていきたい。

ママ特有のマルチタスクなどのスキルは、社会にすごく生きてくると信じています。今やっていることを、地域やママの雇用創出に結びつけて、循環して回るようなモデルを確立させたいですね。

大澤:ママたちの生きがいや働きやすい環境ができると、子どもたちも豊かに育ちますよね。ママを中心とした循環が、結果的に子どもや関係する人すべてに良い循環をもたらす気がします。

美紀:まさにそれをイメージしています。ママが笑顔じゃないと、家庭って明るくないと思うので。私は特別な才能があるわけではなく、本当に平凡な人間です。でも、平凡な人間でも自分を信じてやり続ければこうなれるというところを見せ続けて行けたらと思います。

この5年間で、専業主婦から見える世界がかなり変わりました。これからも自分の思い描く世界を実現するために、コツコツやり続けていきたいです。  

大澤:行動量とやりきる力があれば、その日は近い気がします。今日はとても素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

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